JRP入会のご案内

写真の可能性を追求するJRP

日本リアリズム写真集団は1963年に結成しました。現在全国に800人以上の会員がいます。

アマチュア、プロ、初心者、ベテランの区別なく、写真を学び、撮り,発表する活動を展開しています。支部や全国規模の交流などで会員は視野を広げ、表現をふかめ、写真的成果をあげています。日本の代表的な写真家も数多く参加して、旺盛な作家活動を展開しています。

写真で自分のメッセージ、感動が伝わるというということは写真を撮る者の大きな悦びでしょう。私たちは映像の単なる消費者にとどまることなく、独自で創造的な活動をしています。何をどう撮るか、写真で何ができるか、研究と研鑚を重ね、様々な写真の事業を展開しています。個展や写真集の出版、グループ展の開催も活発に行われています。

JRP主催公募写真展「視点」

1976年の第1回展以来、毎年開催しています。上野の東京都美術館での本展をはじめ、全国各地での巡回展をJRP支部が主催し実施しています。

選考委員には、近年では東松照明、田沼武能、細江英公、熊切圭介、松本徳彦、梶原高男、長野重一、岡井耀毅、本橋成一、土田ヒロミ、桑原史成氏など第一線の写真家・評論家とJRPの写真家が当ってきました。

「視点」には毎年、全国から多数の応募作品が寄せられ、真剣で緊張感のある写真展として全国10ヶ所ほどを巡回する今や日本の代表的な公募展となっています。

毎年3月10日締め切り、JRP・視点委員会で受け付けています。写真集「視点」は全会員に無料配布しています。

2007年「視点」展会場

機関誌「写真リアリズム」

各号でグラビア特集企画をはじめ、JRPや会員の写真活動、現代の写真の動き、写真批評、技術論などを掲載した機関誌を年2回発行しています。会員には無料配布しています。

全国夏期セミナー

JRPでは夏、全国の会員が写真を持って一堂に会し、作品検討や、写真技術の研究発表と講習、シンポジウムなどを行う夏期セミナーを開催しています。新入会員を中心のクラス、テーマと表現の研究クラス、個展・写真集の検討クラスに別れての合評のほか、2004年は、中村梧郎氏の記念講演やシンポ「写真集から学ぶ」、講座「写真印刷と写真集づくりの基礎知識」などを行いました。2005年にはデジタルプリントによる写真の可能性などを研究しました。

2005年8月熱海での夏期セミナー「新人コース合評」

JRP東京塾、近畿東海塾

JRPでは会員の創作活動を支援し、写真の考え方、撮影の方法と技術を学び、独自な写真活動が展開できる力量を養う目的でJRP東京塾、近畿東海塾を開設しています(有料)。

新人、ベテランを問わず、テーマの発見や展開、個展や写真集の編集方法まで充実した内容で着々と成果をあげています。

全国各地の支部

支部は東京に20、神奈川、埼玉、千葉で13をはじめ、東北関東6、東海中部11、関西6、中国四国4、九州5など全国に60支部があります。月1回の例会や撮影会、暗室講座、合宿などをはじめ、年1回の支部展や「視点」をめざした写真教室、写真をはじめようとする人のための入門写真教室などを開催しています。

浜松での視点巡回展

2007茨城支部主催の「写真教室」には70人が参加

「JRPニュース」の発行

「視点」展、夏期セミナーなどの行事をはじめ、新入会員の紹介、会員の出版、写真展の案内、理事会や各委員会、支部の活動報告などを掲載したニュースを年間8〜9回発行し、全会員に送付しています。

その他のJRPの事業

JRP主催のモノクロ写真「入門教室」と「プリント徹底教室」を毎年8月に実施、短期集中講座でどなたでも受講できます。

2004年には創立40周年記念写真展「この時代の光景」を、現代写真研究所創立30周年記念展と合同実施、写真集を発行しました。

2004年創立40周年写真展(東京芸術劇場)

現代写真研究所

1976年6月日本リアリズム写真集団の付属の写真学校として設立。所長田中雅夫、事務局長伊藤知己、顧問土門拳、田村茂など当時の第一線の写真家・評論家たちが中心に設立した。

以来「写真もあなたの言葉です」をキャッチフレーズに、プロとアマチュアの区別を越えて写真で発言する意思と技量を持つ写真家の育成を目指してきた。

暗室実習風景

入会について

●会員の資格

日本リアリズム写真集団(JRP)の趣旨に賛同し、会則を認め、活動に参加する意思のあるプロおよびアマチュアの写真家・評論家・編集者は、年齢を問わずどなたでも入会できます。

●入会の手続

入会を希望する人は、入会申込書に必要事項を記入し、会員1名の推薦を得て、入会金、年会費、作品2枚(四切または六切サイズの自作・裏に氏名記入)、24×30ミリの顔写真2枚を添え、支部またはJRP事務局に提出して下さい。

●添付作品

入会者の写真創作の意志を問うためのもので、審査をするものではありません。また、作品が掲載された出版物を添付されても結構です。写真家以外の方は、写真に関する仕事・活動を記述した資料を添付して下さい。

●新入会員の会費

入会金は3,000円、年会費は前納制で、支部会員は18,000円、個人会員は20,000円です。ただし、20歳未満および生計が同一の家族が会員の場合は半額にすることができます。入会申込み月から月割りで計算して会費を納入していただきます。支部会員の場合は端数が出ますので、別表に従って納入して下さい。

●入会の審査と承認

入会審査は、JRP理事会で行ないます。申し込み日と理事会開催日との関係で、入会承認まで1〜2ヶ月かかる場合がありますが、承認を待たずに活動に参加していただいて結構です。承認後、「入会承認通知」「会員証」「会員バッジ」、視点写真集・機関誌などを本人あてに送り、支部にも連絡します。

●支部への所属

近隣に支部がなく個人会員となった場合は、会員を増やし、できるだけ早く支部を結成するようにして下さい。会員3名以上で支部が結成できます。